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2016年08月05日
うつ病と腸と脳の関係
うつ病の症状はストレスに由来すると言われています。近年、研究技術が進み、ストレスと腸内細菌に関連性があるのではないかと注目されています。過敏性腸症候群は精神的ストレスが引き起こす腸疾患で、うつ病の患者さんによくみられます。また、うつ病の患者さんではビフィズス菌や乳酸菌類が腸内に減少していることを示す研究結果もあります。乳酸飲料やヨーグルトなど腸内細菌の発育を促す食品を摂取することが、うつ病などの精神疾患の治療や予防に活用できる日が来るかもしれません。うつ病における腸内細菌の役割について日本のBRAIN and NERVE誌に報告されています。
(2016年6月)