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2016年10月28日

適度な運動がCOPD患者のうつ病リスクを軽減します

慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者は、運動不足になる傾向が強く、それが併発疾患の原因の一つと考えられています。オランダにおいて、409人のCOPD患者を対象に5年間調査したところ、運動量の多い患者ではうつ病および不安症発症のリスクが減少することが明らかになりました。COPD患者の約40%にうつ病や不安症の症状がみられることから、運動奨励プログラムを考案すれば、COPD患者の精神的負担が軽減するのではないかと研究者らは報告しています。この研究結果はロンドンで開かれた2016年欧州呼吸器学会で発表されました。

(2016年9月)

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