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2017年05月22日
人生の達人は経済的および精神的なゆとりがあるのかもしれません
英国において、52歳から90歳代(平均年齢66.7歳)の男女8000人余りを対象に、5つのライフスキル、つまり、誠実さ、感情の安定性、決断力、自制心、楽観主義を評価して点数化しました。これらのライフスキルについて評価が高いと、高齢になってからの経済的なゆとりおよび良好な健康状態と関連することがわかりました。また、精神的にもゆとりがあり、抑うつ状態や孤独感も少なく、慢性疾患や身体に障害が出る可能性も少ないことが予測できました。この5つの中のどれかが重要ということではなく、これらを積み重ねていくことで効果が得られます。5つのライフスキルを高め育むことで、高齢になってから健康でゆとりある生活が送れるかもしれないと、Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America誌で報告されました。
(2017年3月)