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2018年06月07日

うつ病について大規模なインターネット調査が行われました

体格指数(BMI)と生活習慣病はうつ病の発症と関連するとされています。そこでうつ病とBMIの区分(低体重、普通、過体重、肥満)、代謝性疾患および生活習慣との関連性を調べる目的でインターネットによる調査が日本で行われました。調査対象は、うつ病を有すると答えた1,000人(うつ病群:平均年齢41.4 ± 12.3歳、男性501人)とうつ病ではないと答えた10,876人(対照群:平均年齢45.1 ± 13.6歳、男性5,691人)。対照群と比べて、うつ病群では肥満や高脂血症が多く、間食や夜食の回数が多く、朝食の頻度は少なく、中等度以上の運動をする習慣は少ないことがわかりました。「適切な食事や運動が治療や予防に重要になるだろう」と国立精神・神経医療研究センター神経研究所の研究者は述べています。この研究結果はJournal of Psychiatric Research誌に報告されました。

(2018年2月)

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