トピックス

2018年09月20日

休暇は労働者をリフレッシュしますが、その効果は長続きしないようです

多くの働く人は、休暇を取ることで仕事のストレスから解放され、活力を回復することができます。米国心理学会(APA)は米国在住の成人労働者1512人を対象に「仕事と幸福感に関する調査(Work and Well Being Survey 2018)」を実施しました。この調査によると労働者の多くは休暇を終えて仕事に戻った時点では、働く意欲が得られたなどポジティブな効果を認めていましたが、休暇によるこの効果は長続きしないこともわかりました。仕事に復帰すると、回答者の40%は「数日以内に」、24%は「復帰後すぐに」効果は消え去ったと回答したのです。APAの研究者は、「休暇はリフレッシュするために必要だが、たまの休暇でストレスが相殺されるわけではない。ストレスの要因を突き止めて対処し、普段からストレス管理をしていないとせっかく休暇を取ってもその効果はすぐに消えてしまうだろう」と分析しています。雇用者は従業員のストレス管理をサポートすべきであるとのコメントを付してAPAはこの調査報告を発表しました。

(2018年6月)

うつ病に関する用語集 うつ病症かな?と思ったらセルフチェック Q&A うつ病を理解するために