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2018年10月19日

チームスポーツでメンタルな落ち込みが軽減

運動は心血管疾患、脳卒中、糖尿病などのリスクを減少させますが、メンタルヘルスとの関係はまだはっきりと分かっていません。そこで、米国の研究者らは、米国の成人1,237,194人のデータを使用して、過去1カ月の間に運動を行った群と行っていない群に分け、メンタルヘルスが不良と自己申告した日数について比較しました。運動の種類は、エアロビクスやスポーツジムでの運動、サイクリング、チームスポーツ、ランニングとジョギング、ウォーキングなど、8つに分類。検討の結果、運動群は非運動群に比べ、メンタルヘルスが悪化した日数が1.49日少なく、すべての種類の運動がメンタルヘルスの負荷を軽減することと関連していました。なかでもチームスポーツは22.3%、サイクリングは21.6%、エアロビクスやスポーツジムでの運動は20.1%もメンタルヘルスが悪化する日数を減少させました。運動する頻度については1週間に3〜5回、時間については1日当たり30〜60分で、メンタルヘルスが最も改善しました。この結果は、米国の研究者らによってLancet Psychiatry誌に報告されました。

(2018年8月)

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