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2018年12月10日

日本の小中学生のインターネット使用とメンタルヘルスとの関連が明らかに

子どもたちのインターネット使用とメンタルヘルスおよび健康関連QOLとの関連を調べる研究が、公立の小学生3,845人と中学生4,364人を対象に弘前大学の研究者らによって行われました。問題のあるインターネット使用を評価するスコアに基づいて病的および不適切なインターネット使用を抽出すると、小学生では病的が3.6%、不適切が9.4%、中学生ではそれぞれ7.1%、15.8%に達しました。このような問題のあるインターネット使用は小学4年から中学2年まで一貫して増え続け、中学1年から2年にかけて急増しました。また、適切に使用する子どもに比べて問題のあるインターネット使用の子どもには、抑うつ症状がみられ、健康関連QOLの低下がみられました。問題のあるインターネット使用に対する教育的および予防的介入の重要性が、日本の研究者らによってSocial Psychiatry and Psychiatric Epidemiology誌で報告されています。

(2018年9月)

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