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2019年02月06日

校長と教頭にもストレスの軽減が必要です

教師はストレスの多い職業で、日本では、この10年間、毎年約5000人の公立学校の教師が精神疾患を理由に休職しています。そこで、校長262人と教頭268人に対しても職業的ストレスや役割の分担と抑うつ症状との関連について調査が行われました。その結果、校長の14%、教頭の30%に抑うつ症状が認められました。校長では仕事量が多いことと職務分担が曖昧なこと、教頭では管理者からの社会的支援が少ないことと職務分担が曖昧なことが抑うつ症状と関連していました。校長と教頭の職務分担を明確にし、校長の仕事量を削減し、教頭に対する管理者からの社会的支援を増やすことが、抑うつ症状を軽減することにつながることがOccupational Medicine誌で報告されました。

(2018年11月)

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