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2019年04月04日
青少年のソーシャルメディア使用は抑うつ症状とは関連していないかもしれません
青少年を対象にした長期間の調査からはフェイスブックなどのソーシャルメディア使用が抑うつ症状を導くという結果は得られませんでした。カナダ、オンタリオ州の6~8年生(日本では小学6年生~中学2年生に相当)594人を2年間毎年、大学生1,132人を6年間毎年調査した結果、ソーシャルメディア使用がその後の抑うつ症状を予測することはありませんでした。これは、青少年のソーシャルメディア使用が抑うつ症状と関連するという最近の研究者らの主張と反対の結果となりました。しかし、特に女子において抑うつ症状が重くなるにつれてソーシャルメディア使用の頻度が上昇することが示されました。この研究結果は、Clinical Psychological Science誌で報告されました。
(2019年2月)