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2019年10月18日

ポリフェノールの一種に抗うつ効果があるかもしれません

レスベラトロールはポリフェノールの一種で赤ワインに含まれ、抗ストレス作用、抗うつ作用があるといわれています。ストレスを受けるとストレスホルモンのコルチコステロンが多量に脳内を循環してうつ病や不安症を引きおこすとされています。そこで、レスベラトロールが、コルチコステロンに対して神経を保護する作用を有するかどうかを、中国と米国の研究者らがマウスを使って調査しました。研究の結果、コルチコステロンが誘発するホスホジエステラーゼ4D(PDE4D)という酵素がうつ病様症状や不安様症状をもたらすこと、そして、レスベラトロールがPDE4Dの発現を阻害することでコルチコステロンに対して神経を保護する作用を有することがわかりました。この研究結果は2019年のNeuropharmacology誌で報告されました。

(Zhu X, et al.Neuropharmacology. 2019 Jul 15;153:20-31)

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