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2018年12月10日

患者のiPS細胞からてんかんの原因を解明して治療薬を発見する取り組み

ドラべ症候群は乳幼児期発症の難治てんかんの一つで、重度の発作のみならず、発達や認知・行動の障害を伴います。ドラべ症候群では約8割の患者に遺伝子異常が認められており、その異常に関してさまざまな研究が実施されています。それによると脳神経細胞の興奮を抑制する機能がうまく働かないためにドラベ症候群が発症すると考えられていますが、詳細は不明です。そこで福岡大学の研究者らはドラべ症候群患者の皮膚からiPS細胞を作製し、抑制性の神経細胞に分化させることを試み、成功しました。こうした神経細胞の機能不全に作用する有効な薬剤を、既存の認可医薬品の中から探す取り組みが、今後、進められると、日本経済新聞10月8日付朝刊が報じています。

(2018年10月)

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