うつ病を診断するには、まず身体の診察や血液検査などを行って身体的な問題によってうつ病に似た症状が起きている可能性を調べます。必要であればCT、MRI、SPECT検査などを加えます。抑うつ症状が身体疾患によるものであれば、身体疾患の専門医と連携をとって、まず身体疾患の治療を検討し、また、身体疾患の治療とうつ病の治療の組み合わせについて配慮します(例:身体治療の薬と抗うつ薬の飲み合わせなど)。
症状がうつ病の診断基準を満たし、それが身体疾患や身体治療薬によるものでないことが確認されると、うつ病と診断され、薬物療法や精神療法(カウンセリング)をはじめとする治療が開始されます。

